――何故農業だったのか?ほかにセンサデータを応用した分野への進出は考えていなかったのかセンサーネットワーク分野に、私自身興味があった。もともとは監視システムを手掛けており、監視できる何か新しい分野はないかと思っていた。最初はヘルスケアか作物ではないかなと考えた。しかし、ヘルスケアは医学がつながってきて非常に高い山だなと。逆に農業は植物という新しい対象を監視・管理しながら、最終的には食物問題を解決できる一助になるかもしれないと思った。思い込みからはじまったというのが実情かもしれないが、取り組むべき価値があると思ったのだ。――何故日立と組んだのか?富士通が先行事例では?農業系のITシステムの多くは経営管理とか流通管理とか、要は出来上がった作物をどう売るかというところにフォーカスしている。富士通もどちらかというとそういうところが強いだろう。私共はそういう部分は補完的なものだと思っている。私たちは栽培の現場で、どうやってその作物をより良く作るのか、というある意味難しい部分に敢えて飛び込もうとしている。そこでリーディングカンパニーになろうと思っている。もっと近い技術をもっていると判断したのが日立だった。経営管理ではなく、生物や植物のデータを見るセンサーネットワークの開発に付き合っていただけそうなところ、そしてそれをプロ用に提供するための概念をもっているところが日立だった。――農家から見た時の投資対効果は?農業生産法人レベルの、つまり、中規模以上で投資できるだろうという試算は内部的に行っている。ただ作物によって利益率は異なり、生育ステージでリスク係数も違うため難しい。具体的な数値は控えたい。――海外展開について基本的には海外で使える機能も持っている。Made by Japanといわれるように、日本の技術を使って海外で作物を作るという場合には、使いやすいツールになっているのではないか?ただ、携帯電話網やアドホックネットワークも使っているので、各国での電波・周波数帯が若干違うので、全ての国でこのまま使うというわけにはいかないだろう。
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