ソニーは東京ビッグサイトで2日まで開催されていた「フードセーフティージャパン2015」にて、4K対応ネットワークカメラを始めとした監視カメラソリューションの展示を行った。 同社初の屋外対応4K対応ネットワークカメラ「SNC-VM772R」は当初8月の発売が予定されていたものの、その後、8月に12月中旬発売予定になると告知されていた。現在、準備は順調で、近日中に正確な発売日を告知できる状態だという。 フードディフェンス向けソリューションとしては、統合映像監視ソリューション「FIREDIPPER」を活用した工場内の監視環境を提案していた。 同ソリューションでは録画データの長期バックアップ環境として、ストレージシステム「Optical Disc Archive」(オプティカルディスク・アーカイブ)を採用し、業務用次世代光ディスク「オプティカルディスク・アーカイブメディア」をカートリッジ式にして使用することで、大容量データの長期保存を低コストで行うことを可能にしている。 1カートリッジ12枚の「オプティカルディスク・アーカイブメディア」で構成されており、各ディスクは、300GBから1.5TBまでの容量に対応。ドライブ拡張ユニットにより更なる大容量保存にも対応する。 この「Optical Disc Archive」を採用することで、ネットワークカメラの高解像度化に伴うストレージコストの増大という課題を抑制。従来のHDDやデータテープによる保存と比較すると、保存のために特別な環境を整える必要がないため、消費電力を大幅に削減し、結果として長期での管理コストを抑えることが可能になる。