KDDIは25日、東京・新宿東口のau SHINJUKUにおいて「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」の発売イベントを開催した。 オープニングスピーチで同社の田中孝司社長は、「今回のキーワードは“スーパー”だ」と述べ、3つの“スーパー”について説明。基本月額料金1700円で、1回5分以内の国内通話が無料になる「スーパーカケホ」をはじめ、12ヵ月経過すれば新しい機種に変更できる「スーパーアップグレードキャンペーン」、WiMAX2+の220Mbpsも選べるようになった「スーパー快適ネットワーク」を挙げ、アピールした。 続いて、発売のカウントダウンでは、12名のユーザーが登場し、1番目の購入者に対して、iPnone 6sの引き渡しが行われた。昨年も1番乗りしたというユーザーは、歴代iPnoneの外箱をつなげたオブジェを持参してイベントに参加し、「一目で新しいiPhoneと分かるように、新色のローズゴールドを選んだ」と話した。 カウントダウンには、現在同社のCMに出演している俳優の松田翔太、桐谷健太、有村架純も登場。新CMを披露するとともに、トークセッションも行われた。 またイベント終了後には、田中社長への囲み取材も実施。質疑応答の内容は、以下のとおり。--- 秋商戦を迎え、向こう3ヵ月の市場動向は?田中社長:新規予約を見ると、前対比110%の伸びになっている。もう少し落ちると思っていたが、けっこう予約が上がっている印象だ。スーパーカケホの効果が出ているのかもしれない。足元でよい数字が出てきているので、年末商戦に向けて期待している。個人的には“桃金色”(ローズゴールド)の人気が出るのではないかと思っている。--- 今回、新しく3GBプランを打ち出したが、逆に業績面で減収のインパクトがあるのではないか?田中社長:減収のインパクトはあると思う。それでも3GBプランを打ち出したのは、スマホの料金が高くて、まだ移行できないお客様がいるのではないかと思ったから。実際にフィーチャーフォンからスマホへの移行が少し出ているようだ。パケット平均利用量は3.6GBぐらいだ。世界的にみても大きいかもしれない。ただし(契約増の)プラス要因と(3Gプランによる)減収のマイナス要因が打ち消しあって、そのインパクトが薄められると考えている。--- 既存2GBプランのユーザーが、新規3GBへ乗り換える動きもあるのか?田中社長:3GBプランと5GBプランを選べるようになり、あまり使っていないエントリー層が3GBプランを選択するようになったようだ。--- 安倍総理の通信キャリアへの提言(料金引き下げ)についてどう考えるか?田中社長:ちょうど“スーパー”キャンペーンと重なった。我々も、もう少し料金が下がったほうがよいと感じていた。私自身は競争論者で、業界の寡占状態は好ましくないと考えている。(料金体系を)シンプルにするよりも、多様なプランがあって、ユーザーの使い方にマッチしたものを用意する方向が良いと思う。--- 秋の商戦のプラットフォームはどう考えればよいか?田中社長:秋はiPhoneで、春はAndroidというように、シーズンに合わせて考えている。この時期はiPhoneの乗り換えユーザーが多いので、やはり勝負はiPhoneになるだろう。
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