マスプロ電工は東京ビッグサイトで開催された「第17回 自動認識総合展」にて、通過するだけで自動認識が可能な「RFIDマットアンテナ」など、UHF帯の技術を駆使した各種RFID用アンテナの展示を行った。 参考出展の「RFIDマットアンテナ」は、床に敷いて使用する大型のシートアンテナ。従来なら読み取り用のゲート式アンテナを設置する必要があったが、同製品なら通過するだけで自動認識が可能で、中央でも端でも同一の読み取り性能が得られるよう設計されている。 また、床との段差がないようにスロープ構造になっており、介護施設やオフィスなどでの入退室管理や防犯対策としての利用が想定されている。 「RFIDシートアンテナ」は、大きさが190mm四方で厚さはわずか1.8mmという薄型のシートアンテナ。タグが添付されたものが持ち出されたことを検知できたり、いつ持ち出され、いつ返却されたかといったログの取得が可能だ。 工場などでの工程管理や在庫管理、アパレル店などでレジ台の上に置き、在庫や売り上げ管理用に利用することもできる。アンテナは従来のものより大幅に薄くなっているので、場所を選ばずに設置でき、見栄えが悪くならないという利点もある。 ロングタイプのRFIDシートアンテナも参考出展されており、図書館の蔵書管理や貴金属店などの商品管理及び防犯など、用途に合わせた使い分けが想定されており、導入者の要望に応じてサイズのカスタマイズも可能だという。