キヤノンは2日、大口径の超望遠ズームレンズを搭載し、夜間でも遠距離を鮮明に撮影可能な高感度ネットワークカメラの開発を進めていることを発表した。 開発中のカメラは、600mmを超える望遠端においてもF値2.4を実現する大口径超望遠レンズを搭載する。 高感度センサー、高性能映像エンジンとの組み合わせにより、月明かり程度の環境光(0.08ルクス)でも100m先の人物をカラーで認識できる能力を持っている。 夜間の映像監視を前提として、河川や港湾などの自然監視や、ビルの屋上からの俯瞰した都市監視、自動車のナンバープレート識別など、多くの用途を想定しており、同社では2016年中の商品化を目指している。