日本フードアナリスト協会は、消費者が選んだ優れた食材や食品を認証する「ジャパン・フード・セレクション」における8月の受賞商品を発表。金賞の2商品として株式会社くらこんの「さける昆布」と「ねりきなこ」を、銀賞として株式会社タカチホの「信州銘菓 りんごのささやき」を選定した。 「さける昆布」は食べたい分だけ手でさけるポケットサイズの昆布菓子。特定の時期にしか採れないやわらかい昆布を材料としており、適度な噛み心地、噛む度に口中に広がる昆布の味などが評価された。 「ねりきなこ」はきなこと水飴を練り合わせて棒状にし、表面にきなこをまぶした駄菓子。昔懐かしい味わいや、郷愁を誘うレトロなパッケージなどが評価された。 「信州銘菓 りんごのささやき」は、ふじりんごの風味を活かしたチョコウエハースクッキー。生地には長野県産の小麦粉を使用し、そこに同じく同県産のふじりんごと栗はちみつを練り込んだ。長野県産の原材料にこだわった点、食べやすいサイズ、懐かしさを感じる味わいなどが評価された。 2014年4月には梅乃宿酒造が、スパークリング日本酒「月うさぎナチュラル」で金賞を受賞。「これまで以上に問い合わせが増えてきており、手ごたえを感じています」と話している。同制度の受賞は商品の知名度アップや販路拡大につながりやすく、商品マーケティングとして大いに活用したい。