ソフトバンク(旧ソフトバンクモバイル)は17日、米Cinarra Systems Pte. Ltd.(シナラ・システムズ)に、同社の既存株主とともに計2000万米ドル(24億8000万円)を出資したことを発表した。 シナラは、世界規模でモバイル広告配信プラットフォーム事業を展開する企業。ソフトバンク以外には、シリコン・バレー拠点のスタートアップ投資専門ベンチャーキャピタル「Almaz Capital」、ニューヨーク拠点の未公開株式投資ファンド「Siguler Guff & Company」の2社も参加し、出資を行った。 今後ソフトバンクとシナラは、日本における事業を共同展開し、日本の広告配信事業者へ向けた提案を行うとのこと。なおソフトバンクはすでに自社ネットワークにて、推奨型広告配信プラットフォームを運用している。 ソフトバンクの代表取締役社長 兼 CEOである宮内 謙氏は「シナラの技術や事業の方向性は、私たちのビジョンと一致しており、今回の投資とパートナーシップは、当社の重要な戦略のひとつとして、より一層のサービス向上につながると確信しています」とのコメントを寄せている。