国内クラウド市場の企業ユーザーの動向を調査しているクラウド総研は16日、「クラウド導入の現場における導入前後の意識、実態」についての調査結果を発表した。 「パブリック・クラウドのセキュリティに関する意識調査」の第3弾として、自社のICT投資額を把握し、ICTに関して決済権を持つ次長・課長以上の役職である全国1,000名の20~60代の男女を対象にインターネット調査で実施したもの。調査期間は2015年3月~4月。 「クラウドとオンプレミス(自社運用型)ではどちらが安全だと思うか」という質問に対し、最も高かったのは「どちらともいえない」の59.6%。次いで「クラウド」(23.0%)、「オンプレミス」(17.4%)の結果となった。クラウドと答えた人はコストや柔軟性、迅速な対処などを理由として挙げ、オンプレミスと答えた人は自分で管理・コントロールできる面を評価する声が多かった。どちらともいえないとした人は、一長一短であることや結局はヒューマンエラーが多いというのが主な理由だった。 「クラウドを導入したいと思いますか。導入済みの方は、導入前に「導入したい」と思っていましたか」という質問には、「ややそう思う(思っていた)」が34.7%で最も高く、「どちらでもない」が26.6%で続く。「今後クラウドを導入する予定はありますか」という問いには「今後導入する予定はない」が32.1%、「すぐにではないが(1年後以降だが)導入する予定」が30.1%。また、クラウドを利用していると回答した人のうち、クラウド導入後問題は発生しなかったと答えたのは75.9%だった。 「マイナンバー制度への対応を進めているか」については、「まだ何もしていない」が49.8%、「対応策の検討を進めている」が38.3%。マイナンバーへの対応について「今後クラウドを導入する予定はあるか」の回答別に割合を出したところ、「既に対応策を決定し、準備を進めている」「対応策の検討を進めている」で「既に導入済み」 、「まだ何もしていない」 で「今後導入する予定はない」が全体と比較して高い結果となった。
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