スマホやタブレット、そしてスマートウォッチは今や日常生活に欠かせないアイテムになった。一人で何台ものモバイル機器を所有するガジェット・ファンも多い。現代生活のなかで、1日の間に欠かせない行為となったモバイル機器の充電を手間なく、楽しくやり遂げるために力を貸してくれるUSB充電器から、「パワフルさが心強い据え置き型」と「マルチな搭載機能のポータブル型」の各タイプ別に4つの製品を集めて、それぞれの特徴を紹介してみよう。■パワフルさが心強い「据え置きタイプ」 まずはデスクトップなど室内での使用がメインになる据え置きタイプのUSB充電器だ。今ではスマホやタブレットだけでなく、デジカメやヘッドホンなどAV機器にもUSB充電に対応する製品が増えてきたので、充電する際には壁コンセントの挿し口が足りず、いっぺんに充電ができなくて困っている方も少なくないはず。電源タップのように複数の機器へ同時に給電ができる据え置き型のUSB充電器を、例えば家と職場の両方に常備しておけば、不意のバッテリー切れも回避できる。 【1】アンカー/Anker 60W 6ポート USB急速充電器 USB充電機器をはじめ、PC・モバイルの多彩な周辺機器を展開する米アンカーのベストセラー機「Anker 40W 5ポート USB急速充電器」の上位モデルとなる新製品が登場した。その名の通り、「Anker 60W 6ポート USB急速充電器」は、USB端子が1口増えて全6ポートになり、合計出力も比べて1.5倍となる12Aに強化された。手のひらに収まるほどのコンパクトサイズも特徴のデスクトップ型USB充電器には、ホワイトとブラックの2色が揃う。 USB端子はすべて本体のフロント側に配置。本体に電源ケーブルを装着すると、外部機器への供給が可能になったことを知らせるブルーのLEDが点灯する。電圧はAC100~240V対応で、海外でも使える。 ◇自動的に判別して最適な電流を供給 本機の最大の特徴は、6つのUSB端子がいずれも接続された機器を自動的に判別して、それぞれの機器に最適な電流を供給する独自の「PowerIQテクノロジー」を搭載していることだ。iPadなどタブレットの充電器は、多くの場合が電流の出力が2.1Aであり、かたやiPhoneなどスマートフォンの充電器は出力が1Aのものが多い。 これを知らずに、あるいは気づかずにiPhone用のアダプターでiPadを充電しようとすると、充電器のパワー不足により本体が充電できず、いざ持ちだそうとしたときにiPadがぜんぜん充電されていないという経験をしたことがないだろうか。 このアンカーの充電器ならば、スマホやタブレットなど接続された機器に最適な電流を自動判別して供給できるので、同様のミスが起こらない。しかも6つの端子のどこに挿しても自動で判別してくれる。複数の端末をつないで一気に急速充電をしても、本体が過度に熱くなることもなかった。 本体の中には回路保護システムを搭載。突然の落雷などによる過電圧や過電流、加熱や回路のショートなどが発生した場合は自動的に回路をシャットダウンして接続されている機器を保護してくれる。 こちらのモデルはとりわけビジネスマンにとって使い勝手のよいUSB充電器だと思う。本体は191gと軽く、コンパクトで取り回しがいいので、旅先に持参してもさほど荷物にならない。本稿執筆時に調べたAmazonでの販売価格は1台3,599円と手頃なので、自宅とオフィスの両方に1台ずつ置いていてもいいぐらいだ。<採点(3段階評価)>パワー:★★★サイズ:★★★価格:★★★ 【2】サンワサプライ/700-AC008BK 次に紹介するのは、USB端子を10口搭載し、最大10台までのスマホとタブレットが同時に充電できるサンワサプライの「700-AC008BK」だ。出力電流は最大15A/75W。スマホ用の1Aの口が6つに、タブレットへの給電も可能な2.1A/2.4Aの口が4つ設けられていて、高出力ポートはスマホの急速充電に対応している。 アンカーの製品に比べると端子が10基もあるので、当然ながら本体のサイズは長辺がiPad 2とほぼ同じ240mmとやや大きめ。重さも418gとそれなりにある。デスクトップに置くと少し場所を取る感じもあるので、フロア置きの方がしっくり来ると思う。USB端子も作りがしっかりとしているので、接続したUSBケーブルを確実にホールドしてくれる。 ◇高いコスパ。長期滞在に重宝するアイテム 1.2mのACケーブルで本体に給電し、使っていないときは本体への給電をオフにできるスイッチも付いているので節電的にもポイントが高い。AC100~240V対応なので海外出張や旅行など長期の滞在には重宝するアイテムになるかもしれない。 個人が所有するUSB充電対応のモバイルやAV機器が増えてくると、当然家族単位で見れば、その台数が10台を超えることもあり得るだろう。本機を家庭に1台備えておけば心強い。価格は6,980円とコスパは十分に高いが、不思議にデジタル機器を“充電できるだけ”では物足りなく感じられてくるのもガジェット好きの性。 例えば、本体にPCを接続して、充電中のモバイル機器のうち1台をスイッチして、USB経由でデータを出力してPCと同期もできるハブ機能なんかが付いていれば、面白くて便利なのになあと期待してしまう。<採点(3段階評価)>パワー:★★★サイズ:★★価格:★★
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