フランスの作曲家で“ラヴ・サウンズの王様”と呼ばれたポール・モーリアが、今年で生誕90年を迎える。これを記念して18日、ベスト盤「ポール・モーリア ベスト100 永遠のヨーロピアン・サウンズ」(10,800円 販売元:燈音舎)が発売された。 これまで発売された多数のCDは、ジャンルおよびテーマ別に選別されていたが、ベスト盤では約1,200曲の音源の中からカテゴリーにとらわれない100曲を選定。ユニバーサルミュージックが保有するマスターテープの中から、音楽評論家・北川隆一氏のアドバイスのもと選別した収録曲には、デジタル・リマスタリングを実施している。 また、ヒット曲はすべてオリジナル・バージョンで収録したベスト盤には、1977年の楽曲「優しさもなく」を収録。同曲は、ブラジルで録音したアルバム「ラヴ・サウンズの熱い風」に収録された1曲で、日本初のCD化を実現している。なお、このたびの発売にあたり、イレーヌ夫人から「ポールの愛はいつも皆様とともにあります」とメッセージが贈られている。