ビジネスマンを中心に“オトナの男”にグッと刺さるモバイル&デジタルガジェットを紹介する本連載。今回は、デスクトップPC環境を手軽にデュアル、そしてトリプル・ディスプレイ環境にできるという、サンコーのフレキシブルアーム「両手で持って手!(DUASMT2B)」をレビューしてみた。■我が家のデスクトップPC環境を「トリプル・ディスプレイ」にできる オフィスや自宅では大きなスクリーンのデスクトップPCをメインマシンにしているという方も多いだろう。筆者もそのうちの一人で、やはり原稿を書きながらWebで調べ物をしたり、フォトショップで画像編集をする際にはスクリーンは大きいに越したことはない。 だが、大きなスクリーンを使っていても、デュアル・ディスプレイ環境にできればもっと便利なのにと思うこともある。デスクトップに大きなPCモニターを置いてしまったら、机の周りのフリースペースは一気に狭くなってしまう。そんな時に有効なアクセサリーがないかと思い立ち、この「両手で持って手!」を検証してみることにした。 本体は2本のホルダー付きアームスタンド。それぞれ長さが700mm前後のアームは、自由に形を変えて曲げることができて、向きや角度が思いのままに付けられるのが特徴だ。先端にはL字型のアタッチメントを付けて、そこへさらにタブレットやスマートフォンを固定するホルダーを装着すれば、PCモニターの後ろから2本のアームが伸びて、最大トリプル・ディスプレイの環境がいとも手軽に構築できてしまう。 スマホ用のホルダーには最大7インチまでの“ファブレット”が取り付けられる。大きなクリップのような形をしていて、内側にはスマートフォンを痛めつけないようラバーシートが張られている。さらにスマホを固定した状態で、クリップの付け根は360度回転させることができるので、ホルダーに取り付けたままで画面の縦横位置を回せる。 タブレット側のホルダーは最小109mmから最大で230mmまで、幅106mmの間でポケットが可変する。厚みも18mmあるので、少し旧式の厚めなタブレットでも乗せられる。反対に厚みの薄いタブレットを乗せる場合も、後ろ側からネジで背面を支えながらぐらつかないように固定できる。こちらの根元も360度回転する構造だ。■組み立ては思いのほか簡単だった それでは本体を組み立ててみよう。完成品として組み上がった状態で箱の中に入っているわけではないので、購入後にユーザーが自分で組み立てなければならないが、ボンドや釘などは使わないし、そもそもパーツ構成がシンプルなので、IKEAでリビング用のテーブルを購入して組み立てるのよりも簡単だった。 まずはクランプ式の固定台で机の天板を挟み込み、グリップネジを回して固定する。ここを基点にアームなどを取り付けていくので、しっかりと締めておこう。天板の厚みは5mmから64mmまでと幅広く、薄い板にもフィットする。クランプ部分の奥行きは62mmで幅は51mmとコンパクトにできている。クランプの内側もラバーシートが貼られているので、天板の表面を傷つけることがないし、少しツルツルした素材の天板でも揺るがず固定できる。
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