三菱重工交通機器エンジニアリングは、マルチドア対応ホームドア「どこでもドア」を開発し、運用検証試験を開始したことを22日に発表した。 列車の扉数・扉位置が異なる場合(2ドア、3ドア、4ドアの列車に対応)でもズレ幅に適応するホームドアで、人や荷物を感知するエリア検知センサーと連動して音声による注意を行ったり、扉の開閉動作を抑止することができるという安全性能を備える。 安全性の向上を果たすと同時に、軽量化や据付期間の短縮によりトータルコストの削減も実現している。 支柱にはプロジェクターまたはLEDを設置して、扉の強化ガラスに警告文字を投映したり、光による警告を表示することができる。 同社では広島県の和田沖工場内に長さ約30mのプラットフォーム状スペースに戸袋付ドアと支柱タイプドアを設置し、2015年3月まで1年間にわたって有効性を検証していく。■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる!読者アンケートを実施中