■実効速度を山手線で調査!混雑時間帯も及第点か 次に、本当に実効速度が向上しているのかどうか、そして時間帯別に見るとどうなのか、実際にLG G2 mini for BIGLOBEを持って速度調査に出かけてみた。調査場所としては、利用者が多くトラフィックも集中する山手線の主要7駅を選定。各駅のホームでそれぞれ3回テストをおこない、その平均値を算出。それを時間帯ごとに4セット実施した。 まずは午前中、9時半~10時半頃に1度目の調査を実施。この時間帯は非常に快調で、たとえば池袋や渋谷、秋葉原においては下り平均で30Mbpsを超える結果を記録。最もトラフィックの混雑が予想される新宿駅でも5.82Mbpsと、まずまずの結果だった。2セット目は、午後14時~15時頃に実施した。この時間帯も、渋谷で下り平均39.91Mbpsを記録したのを筆頭に、品川で20.28Mbps、東京で17.29Mbpsと良い結果が相次いだ。新宿においても14.06Mbpsと二桁台を記録するなど非常に安定していた。 3セット目は、会社員の帰宅ラッシュなどで山手線が非常に混雑する夕方17時~18時頃に実施。さすがに他の時間帯に比べると数値が伸び悩んだが、渋谷で下り平均12.17Mbps、東京で12.00Mbps、新宿で9.24Mbpsを記録した。一番遅かった品川でも下り平均4.95Mbpsを記録し、思ったより悪くなかったという印象。この程度速度が出ていれば、メールやWebブラウジングは問題なく使えるだろう。YouTubeでの動画視聴も試してみた。オススメされるままに30秒~2分程度の動画(クオリティは360p)を幾つか再生してみたが、いずれも再生開始までに5秒ほどかかった後は一度も止まらずにスムーズに再生できた。最終4セット目は21時半から22時半頃の遅い時間に実施。調査日が金曜日だったこともあり、飲み会帰りの方も多く、夕方に次いで山手線は混雑していた。この時は、池袋で下り平均29.88Mbpsを記録し、そのほか東京で12.91Mbps、品川で14.15Mbps、秋葉原で13.56Mbpsなど概ね10Mbpsを超えて安定していた。新宿では下り平均4.66Mbpsと他の駅には劣るがまずまずの結果となった。 今回、「BIGLOBE LTE・3G」の回線速度についてデータと実測の両面から見てきたが、特にデータから実効速度の向上傾向が見て取れたことが興味深かった。価格やプランの内容などは判断材料として分かり易いが、実際の回線品質については中々ユーザーには見えづらい部分。特に、注目が集まりユーザー数の増加が見込まれるMVNO市場の場合、今は快適でも今後駄目になる事業者が出てくるかもしれないし、その逆もまたしかりだ。そういった意味でも、データと実測の両面からの速度分析を今後も継続的におこなって、情報を発信していければと思う。
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