東京ビッグサイトにて、6日まで開催されているセキュリティショー2015のJVC ケンウッドブースで、無人運用かつソーラーパネルで自家発電する「無人監視・記録ポスト」(仮)が展示されていた。 本システムは、JVC ケンウッドとデンソーセールスが共同で開発を行っている、ソーラー発電と高解像度カメラ「VN-H128PR」を組み合わせた無人監視装置。 ソーラー発電を使っているので、電源を確保しづらい山間部などでの映像監視が可能となる。電源ユニットは1600Wの蓄電容量を擁しており、日照が極めて少ない状況下でも4日間の監視ができる。 記録媒体はこの展示品ではSDカードを想定していて、128GB(SDXC)のカードを使った場合は、約2週間を常時記録し続けることができるという。 想定できる導入先としては、不法投棄に悩む地方自治体、自然災害に備える官公庁など。有人による常時監視が難しく、電源の確保が難しい地域で映像監視を検討中であれば、選択肢の1つに十分なりうる。また、不法投棄の監視が目的ならカメラを設置することでの抑止効果も期待できるだろう。条件さえ整えばネットワーク接続も可能なので、遠隔監視も実現できる。 発売時期は2015年秋頃となる見込みだ。