茨城県つくば市に本所を持つ独立行政法人防災科学技術研究所は9日、地域防災力を高めるための取り組み「第5回防災コンテスト」を開催し、全22作品の受賞が決定したと発表した。 「防災コンテスト」は、「e防災マップ」と「防災ラジオドラマ」の2部門からなるコンテスト。地域防災に関心がある個人・NPOなどのグループが対象となっている。「e防災マップ」は活用インターネットを利用したマップ作成システム「eコミマップ」で、地域それぞれの防災関連情報や、災害時の対応、日頃の防災活動などを地図に表す。 「防災ラジオドラマ」は、地域の防災に関する課題や災害時に起こり得る事態を改善するアイデアなどをドラマ式に時間の流れに沿って物語形式で整理したもの。参加グループは「e防災マップ」が77グループ、「防災ラジオドラマ」が36グループ、あわせて113グループが応募し、22グループが受賞した。 各部門の最優秀賞は、「e防災マップ」が『金栄校区地震・浸水避難経路防災マップ』新居浜市金栄校区(愛媛県新居浜市)。「防災ラジオドラマ」は『障がい者が避難所にきたら』豊橋市障害者福祉会館-さくらピア-(愛知県豊橋市)だった。 表彰式・シンポジウムは、3月14日にTKPガーデンシティ仙台勾当台のホール6で開催される。