エヌ・ティ・ティ・コムウェアはSNS等に投稿される画像コンテンツからアダルト等の不適切なコンテンツを高精度に識別するシステムを開発した。9日よりデータセクションと共同で、商用化に向けたトライアルを開始している。 このシステムはインターネット上の不適切なわいせつ画像を自動的に識別し、排除することを可能とたもの。従来、画像コンテンツの監視は有人による目視監視が必要とされてきたが、人間の感性に近い基準で柔軟に画像を判別する新方式を開発したことで、不適切なコンテンツを自動で判定。 人間の脳を模擬した機械学習技術「Deep Learning」を活用しており、高い認識精度を実現している。対象の画像を数値で評価することで、「適切」「不適切」の単純な判定ではなく、段階に応じた分類も行うことができる。 今回のトライアルでフィルタリングサービスの商用化に向けたニーズの把握と提供形態を検証し、2015年上期に本格サービスの提供開始を目指している。