安城商工会議所(愛知県)は、ペットボトルのキャップを再利用したプラモデル「きゃぷらも」を展示。「100%再生素材、月間600万個を再利用化している」とアピールしていた。 ペットボトルのキャップを回収し、粉砕、溶解、リペレットという過程を経てプラモデルにするというプロジェクトで、「精密なプラモデルとなると、大手メーカーにはかなわないが、部品数の少ない販促ツールなどで需要がある」と担当者はいう。 価格の一例は、1色の成形品で1万個ロット200万円(1個単価200円)。カラーは11色から選べることができ、組立前サイズは80mm×120mm程度、組立後全長50mm 程度に限られる。 この「きゃぷらも」は、ダイエンジニアリング(3Dモデリング)、フジイ化工(原材料)、高木金型制作(金型設計・製作)、壱武工業所、ササメ・テック(成型)、meets(デザイン)といった安城の中小企業が連合してつくられたもの。「それぞれの力を合わせて、1枚の平面画像から三次元化へ、楽しいプラモデルをつくっていきたい」と担当者は話していた。