マイクロソフトは2014年秋に「Office for iPad」アプリを正式にリリースした。Word/Excel/PowerPointといったオフィスワークでお馴染みの定番アプリが揃っていて、しかもマイクロソフトアカウントに登録があれば、一部の高度な機能を除く、基本的な新規ファイルの作成や、既存ファイルを読み込んでからの編集作業ができて、しかも無料で導入が可能だ。
iPadで作成・編集したファイルを、職場のメインPCと同期しながら使いたいという方も実際には多いだろう。「Office for iPad」にはDropboxやOneDriveのクラウドストレージサービスとの連携機能が搭載されているので、サーバー上のファイルを上書きしながら常時最新の状態に保つことができる。
筆者はそうした場合の対策として、イメーションから発売されている「LINK Power Drive」を使っている。Lightning端子を装備するiOS機器に接続して、データバックアップのストレージとして活用ができるだけでなく、動画や音楽などのドライブ内のコンテンツをストリーミングして楽しめる。USBケーブルも搭載しているので、iPadで作成した書類をノートPCに受け渡す時の媒介としても便利だ。
そのうえ、3,000mAhの内蔵充電池はiOS機器を充電するためのポータブルバッテリーとしても活躍する。公式にはiOS 7.0以上のiPhoneとiPod touchに対応する製品だが、iPad/iPad miniでも使うことができる。今回は「iPad Air 2」でもデータの転送など正常に動作することが確認できた。手のひらサイズのコンパクトサイズと、112gの軽量設計なので、iPadと一緒に持ち歩くのにもそれほど苦にならないと思う。