Amazonが、ロボットを使って作業を行う第8世代の配送センターの映像を初めて公開しました。このロボットはKiva Systems(2012年にAmazonが買収)が開発したテクノロジーで、すでに1万5000台以上が同社の10箇所の配送センターに配置済みです。Amazonは番地式の倉庫管理を行っているため、従来はピッキングスタッフが棚を回ってオーダーごとの商品を集めていました。 しかし、このシステムが導入された配送センターでは、必要な商品が入った棚を、ロボットが作業者のいるエリアまで運んでくるという、これまでとは全く逆のオペレーションに変更されました。ロボットというと人型のものを想像してしまいますが、Kivaはどちらかというと、お掃除ロボットのような外見です。 棚の下に入り込み、そのまま持ち上げて運んでくることが可能です。このシステムにより、作業者は動きまわることなく一定の場所でピッキング作業ができ、数時間かけて行っていた作業がたったの30分で完了するとのこと。 発送までの時間も大幅に短縮できますが、同時に人件費の大きな削減へとつながります。