マイクロソフトは10月23日と24日の両日、ザ・プリンスパークタワー東京において、「The Microsoft Conference 2014」を開催した。ここでは57のパートナーが出展した展示会から、特に目を引いたIoT関連技術について紹介しよう。
Azure上で展開される新しいトレンドとして「IoT」(Internet Of Things)への対応がある。IoTは、あらゆるものがインターネットにつながり、モノのデータがセンシングされる。そのデータがクラウドに蓄積され、分析結果を何らかの形でアクションとして返すことができる。たとえば、振動の波形を測定し、マシンラーニングで故障の予兆を調べて、アラートを投げることも可能だ。
具体的には、Visual Studio 2012/2013を使ってC#でプログラミングを行い、組み込み用のアプリケーションを作成する。Windows Azureのサブスクリプション契約は5000円程度(30日間は無償利用が可能)だという。IoTデバイスの温度センサーでデータを監視し、ある閾値以上になったら、リレーを動作させる。「クラウドにセンサーデータを上げることによって、どんな再利用ができて、何に役に立つかといったロジックを手軽に検討できる」という。