鈴木氏自身は、この企画でどのような効果を期待しているのだろうか。 「制度を作る人事の方々だけでなく、どんな社員でも会社を良くしたり変えることはできます。大きなことをする必要はありません。どんな小さなことでも会社や自分を変えることはできます。この企画を通じて多くの人が、会社を変えたり自分なりの働き方を見つけるきっかけになればと思っています。取り組みを始めたきっかけは戦略的な考え方ではなくて気軽なものだったけれど、やってみたら『社内にこんな変化をもたらした』というものが集まると嬉しいですね」 近年、ますますワークスタイルは多様化しており、働き方、やりがいは働き手一人ひとりで異なるものとして、それをどうサポートしていくかが、今後の労働市場を左右すると考えられる。リクナビNEXTはこの9月に会員数が500万人を突破したという。これだけの規模になったからこそ、会員それぞれのニーズやスタイルに合わせる必要がある。グッド・アクション2014には、同サービスのそんな想いも背景にあるのかもしれない。 しかし、ワークスタイルの多様性への対応はどの企業も直面している問題ではないだろうか。グッド・アクション2014にエントリーすることで、自社の取り組みをアピールするのもよいだろう。サイトを見ることで他社の取り組みや事例を参考にすることもできる。イベントをきっかけに自身や会社の働き方を見直してみるのもよいのではないだろうか。 エントリーはパソコン、スマートフォン向けの特設サイトから可能。応募期間は9月29日~10月27日で、対象は日本で企業活動を行う企業、団体。受賞者の発表は2015年2月上旬を予定している。