綾野剛主演の映画『そこのみにて光輝く』が4日、第87回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の日本出品作品に決定した。 『そこのみにて光輝く』は、『海炭市叙景』の映画化で注目された佐藤泰志の最高傑作「そこのみにて光輝く」を原作に、函館の短い夏を舞台に紡ぎ出す運命の出逢いと家族の物語。 綾野剛主演、相手役に池脇千鶴を配した上、2人をつなぐ役どころに新進気鋭の俳優、菅田将暉を充てた。脇を固める役者も、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎と、個性派ぞろいの面々だ。監督は、『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞金賞を受賞した呉美保(お・みぽ)。 この作品には、TBSラジオが出資・参画しており、モントリオール世界映画祭にて最優秀監督賞を受賞したほか、英レインダンス映画祭、エジプト・カイロ国際映画祭など6か国に招待され、国内外にて大きな注目が集まっている。 綾野剛は、「大変光栄です。この作品を、日本映画を、届けられるチャンスをいただいて感謝しています」と話す。呉監督は「わたしたちの映画が、また世界の人たちに観てもらえるチャンス。ありがたい」と語った上で、「これまでの奇跡に感謝しながら、また奇跡がおきてほしいな、なんて、ぜいたくなことを考えてしまいます」と、アカデミー賞での選考の結果に意欲を見せた。
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