バブル期にディスコブームの発信地として人気を博した「ジュリアナ東京」を経営していた東運レジヤーが16日、東京地裁より特別清算開始決定を受けたことがわかった。帝国データバンクが発表した。 帝国データバンクによると、同社は1979年9月にボウリング場経営業として設立。都内の運送会社のレジャー部門を分離独立する形で設立され、91年5月には共同出資方式により本社ビル1階にディスコ店「ジュリアナ東京」をオープンさせた。当時は最先端のプレイスポットとして人気を博し、92年9月期の年収入高はピークとなる約24億円を計上していた。 しかし以降は主力のボウリング場経営で人気の衰えや同業他社との競合激化などもあり、客足が伸び悩み、厳しい業況が続いていた。