早稲田大学は、スマートフォンなどのWebブラウザを使い、受講生からリアルタイムに自由意見やアンケート結果などの回収・集計ができるオーディエンス・レスポンスシステム(クリッカー)を開発、7月3日より全学の教員に対して提供を開始した。 これまで同大学が導入していた専用回答端末を使うクリッカーは、選択式のアンケート・テスト等に回答はできるものの、意見・質問等を自由に記述することはできず、配布回収にも時間がかかっていた。これに対して新システムは、スマートフォン・タブレット・PC等の学生自身が普段使用しているデバイスで、選択式・自由記述式ともにアンケートやテストに回答することが可能。また結果をリアルタイムにプロジェクター等に表示することで、教員はその場ですぐに学生の理解度や意見を確認することができるという。 同大学では、授業中に自ら声を上げて意見を述べることを苦手とする学生も多い中、昨年12月より、新システムを使ったトライアルを実施。学生から「意見が言いやすく、自分の意見が授業に反映されることで授業内容により興味を持てた」などの感想が、また教員からは「学生の理解度に応じて解説の程度を変えられる」といった評価が寄せられたという。 早稲田大学では、新システムの活用により、創立150周年を見据えた中長期計画「Waseda Vision 150」で掲げている「対話型、問題発見・解決型授業への移行」を促進していく予定だ。
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