神戸ファッション美術館は、7月10日から18日まで「世界のファッション―100年前の写真と衣装は語る―」を開催する。同展示は洋装の普及などによって衣服のグローバール化が起きる以前、地域や職人による個性が見られた時代のファッションを見直すためのもの。1888年の創刊から100年以上にわたり世界中を取材、180ヶ国で発行されるビジュアル誌『ナショナル ジオグラフィック』の膨大なアーカイブの中から、1900年代から1930年代前半に撮影された貴重なドキュメンタリー写真約100点を展示。雑誌未掲載のものも公開される他、一部は等身大サイズで展示される。更に、神戸ファッション美術館が所蔵する同時代の世界の衣装やファッション写真を合わせて展示。ニューヨークのトラファガン・スクール・オブ・ファッションに収蔵されていた資料を中心に、1890年代から1940年代に世界各地で着用されていた衣装や、当時の人気デザイナーが製作したドレスなどが披露される。期間中はゲストを招いてのトークセッションや講義も行われる予定。併設された「神戸ゆかりの美術館」と合わせて、学芸員が案内をするギャラリーツアーも開催される。【イベント情報】世界のファッション―100年前の写真と衣装は語る―World Costume and Fashion: A story of 100-year-old photographs and costumes会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町2-9-1会期:7月19日から10月7日時間:10:00から18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般500円 小中高・65歳以上250円休館日:水曜日、7月10日から18日