24日から27日まで4日間(現地時間)、スペイン・バルセロナでモバイルデバイス・通信のグローバルイベント「Mobile World Congress 2014」開催されている。スマートフォンをはじめ、様々な電子デバイスや通信機器の新製品、新サービスがお披露目されるイベントだ。同様な国際イベントは毎年1月に米国で開催される「International CES」も有名だが、いずれのイベントでも今年最も注目されているのが「ウェアラブルデバイス」である。
Googleが昨年、研究開発プロジェクトとしてメガネ型ウェアラブルデバイス「Google Glass」を発表したが、これに刺激を受けたウェアラブルデバイスも多くなってきた。各国のメーカーが競っているが、変り種では富士通総研がヘッドマウントディスプレイと組み合わせて使用するグローブ型ウェアラブルデバイスを参考出品した。これはNFC(Near Field Communication)タグリーダとジェスチャ入力機能を備え、物に触れるような自然なアクションで作業を中断することなく、作業手順などの情報を表示できるというもの。作業支援分野での活用を模索しているが、なんとも複雑な仕組みだ。