大企業は、たとえばメールはメールサーバで管理するなど、専用の機器やソリューションを数多く導入しているので、IT資産管理機能を主に活用されているのだと考えています。一方、中小規模企業ではログ機能を中心に足りない機能をQNDシリーズでカバーできるメリットを活用していただいている印象です。--- 今後の展望や展開について教えてください。久保 --- 企業でのIT環境は今後ますます複雑化するでしょう。今後はVDI環境が普及することが挙げられます。ユーザにとっての自由度や利便性が上がる一方で、企業にとってはリソースの管理やクライアントの管理も求められるでしょう。弊社ではマルチデバイス管理ツールとして「ISM CloudOne」を提供しており、VDI環境への対応を行いながら、「QNDシリーズ」との連携を実現しています。 また企業規模によらず、TCO削減も企業の大きな課題になるでしょう。弊社ではOPEX(運用コスト)の削減に寄与したいと考えています。システム管理者の運用負荷を可能な限り下げることで、コスト面からも企業にメリットを提示していきます。 また今後はマニュアルの充実にも今後取り組んでいきます。弊社では製品のマニュアルとして、QNDシリーズの新規ユーザに向けた入門編の動画を提供しています。スムーズに導入と運用を行っていただくための手段として、動画という手段は最適であると考えました。動画を見ることで、セミナーに参加しなくても製品や設定方法などを知ることが可能です。動画は今後も増やしていく予定です。 さらに弊社では、2002年に中国にも拠点を作っており、サポートも現地で行っています。主に中国へ進出した企業の現地拠点を対象に展開していますが、こちらにも引き続き注力していきます。また、こういった海外拠点には、「ISM CloudOne」と「QNDシリーズ」を組み合わせたソリューションも有効であると考えています。--- 最後に、アワード受賞へのコメントお願いします。久保 --- アワードを受賞できたことは大変嬉しく思います。しかも、私たちが一番力を入れているサポートの部門で受賞できたことは光栄です。来年も受賞できるよう、営業、開発、サポートそれぞれの面からより一層の努力をしてまいります。その中でシステム運用のコスト削減に貢献し、多様なデバイス、多様なインフラへの対応も行っていきます。--- ありがとうございました。