米国のコミコン・インターナショナル(Comic-Con International)は、2月12日に2014年のコミックの殿堂(The Will Eisner Award Hall of Fame)入りする3人のアーティストと、その候補となる14人を発表した。殿堂入りが決まったのは、今年95歳になる作家Irwin Hasenさん、ホークマンで知られるSheldon Moldoffさん、アフリカ系米国人コミックアーティストのパイオニアOrrin C. Evansの3人だ。こちらは審査委員により決定した。 14人の候補者は、今後、米国のコミック業界関係者、アーティストの投票により4人に絞り込まれ、殿堂入りが決まる。また、ノミネートの中には、日本のアニメ監督の宮崎駿さん、『犬夜叉』や『らんま1/2』、『うる星やつら』などの代表作がある高橋留美子さんらが挙がっている。
コミックの殿堂は、毎年、米国コミックス業界が開催するウィル・アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)のひとつとして設けられている。ウィル・アイズナー賞は、米国で最も重要なコミックスの賞とみられている。 コミックの殿堂は1987年に、ウィル・アイズナーの受賞からスタート。90年代後半以降拡大している。現在は、審査員の選出と投票による選出のふたつの方法で決定する。ノミネートからの選出の発表は、7月にサンディエゴで開催されるコミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)で他の賞と併せて発表される。