KDDIは1月29日、衛星通信を利用した船舶向けVSAT(Very Small Aperture Terminal)サービス「KDDI Optima Marineサービス」の提供を開始した。海運事業者が、洋上においても陸上と同様に、高速かつ安定した通信環境をグローバル規模で構築できるサービスとなる。 「KDDI Optima Marineサービス」は、高周波「Kuバンド」を利用した、最大1Mbps(ベストエフォート)の高速データ通信を、最低保障速度ごとに選択が可能な定額料金制の衛星通信サービス。国内衛星通信事業者では唯一、自社ネットワークオペレーションセンターによるVSAT網の制御が可能となっている。 国内地球局(山口県)を経由した各種陸上のネットワークやクラウドサービスとの接続ができるため、洋上においても、サーバなどへセキュアに接続でき、VoIPによる閉域音声網の構築なども可能。 提供料金は、契約料10,000円、月額基本料金および通信料金が、確保回線速度 (CIR、双方向)が16kbpsのPlan16が310,000円/月など(Plan 32、64もあり)。