セコムの情報系グループ会社であるセコムトラストシステムズは1月14日、サイバー攻撃に対処するための要員訓練を行う「サイバー道場」を開設することを発表した。 「サイバー道場」は、本物のサイバー攻撃やウイルス感染が体験できる「サイバー道場演習システム」をセコムのデータセンター内に構築したもの。実際の企業ネットワーク環境と同様の環境で演習を行うことができる。原則として、毎週、都内にあるセコムの研修センターで開講し、サイバー空間における「攻撃」や「受け身」の実戦的な訓練カリキュラムを教育・伝授する。初年度は、延べ600名の受講者育成をめざす。 当初は、演習プログラムとして「道場入門 基本プログラム」「サイバー攻撃 対処プログラム」「実態調査(デジタルフォレンジック)対処プログラム」を提供。1月から1泊2日の研修を開始する。 受講者が各企業に戻ったあとも、希望者にはサイバーセキュリティ対策に関する情報提供や相談に応じる。また、セコムの技術者集団「サイバー消防団」との技術交流会の開催、技術支援・応援なども行う。