年末年始は、さまざまなサイバー犯罪・サイバー攻撃が急増する時期だ。フィッシング対策協議会は26日および27日に、さまざまなフィッシングが登場しているとして、相次いで注意喚起を行っている。 それによると、Nexyz.BB Web.Mail、セゾンNetアンサー、三菱東京UFJ銀行の各社を騙るフィッシングメールが、それぞれ横行しているという。 Nexyz.BB Web.Mailについては、「NEXYZBB NOTICE!!!」というタイトルのメールが出回っている。偽サイト「http://nexyzbbwebmail.●●●●.com」などに誘導する内容で、サイトはすでに停止されているが、今後類似のサイトが出現する可能性もあるという。 セゾンNetアンサーについては、「重要:必ずお読みください】セゾンNetアンサーご登録確認」というタイトルのメールが出回っている。偽サイト「http://s●●●●.jp/WebPc/USA0202UIP01SCR」などに誘導する内容で、サイトは26日19時時点で稼働中となっていた。 三菱東京UFJ銀行については、「三菱東京UFJ銀行】メールアドレスの確認」というタイトルのメールが出回っている。偽サイト「http://www.●●●●.com/plus/」「http://www.●●●●.cn/js/」「http://bk.mufg.jp.bkb.●●●●.com/ibg/」などに誘導する内容で、サイトは27日11時時点でも稼働中となっている。とくに三菱東京UFJ銀行のフィッシングサイトについては、その精巧さから、Twitterなどでも話題となっていた。 協議会ではこのようなフィッシングサイトでアカウント情報(IDやパスワード)などを絶対に入力しないように注意を呼びかけている。また、これら以外の会社のフィッシング詐欺が、年末年始にかけて登場する可能性もあるため、さらなる注意が必要だろう。