グーグルは12月16日、シングルソースパネルを活用し、マルチスクリーンユーザーでメディア行動が似ている人を統計的に分類した結果を、「マルチスクリーン ユーザー解体新書」として発表した。 この調査は、マルチデバイス環境化における、ユーザーのメディア情報行動をあきらかにすることを目的に、テレビがあり、パソコンとスマートフォンを保有している約500人を分析したもの。2013年6月1日~30日の1か月間のメディア行動を分析した。 その結果、「キマジメ大食らい」「ハラハチブ自由人」「ヒマツブシ貴族」「探索ナルシスト」「社交的ハンター」の5つにグループ分けができたという。『パソコンやスマートフォンが普及したからテレビが見られなくなった』といった、単純なトレードオフではないのが判明したとのこと。性別年代の偏りも、事前に思った以上に小さかった。 「キマジメ大食らい」(全体の22%)は、デバイス利用時間全体が長く、朝起きたら “ON” 状態にするのが習慣で、情報については、取捨選択型ではなく追加型で、メディアに接触している。 「ハラハチブ自由人」(全体の15%)は、テレビを見るのは夜くらいで、パソコン利用も夜型。スマホ利用は比較的少なく、パソコンを使い、雑誌はあまり読まないタイプだ。 「ヒマツブシ貴族」(全体の30%)は、ワイドショー好き。スマホでは写真を撮ったり、動画を見たり、家にいる時間はテレビをつけながらパソコンやスマホを見ている人で、付き合いや交際のための支出は削れないという。 「探索ナルシスト」(全体の22%)は、気になったことはすぐに調べたい性格で、家でパソコンを立ち上げるまで待てずにスマホで検索している。情報に踊らされるのではなく、自分の価値観を重視し、スマホとパソコンのメディア間の使い分けも明確だ。 「社交的ハンター」(全体の12%)は、テレビよりもパソコンやスマホの利用時間が長く、深夜帯(23時以降)での利用が多いのが特徴だ。
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