ソフトバンク・テクノロジー(SBT)と米Super Micro Computer社(Supermicro)は11月7日、ヤフーが推進する「プレハブデータセンタ」へ、Supermicroバッテリーユニット内蔵サーバのオリジナルカスタマイズモデルを累計300台導入したことを発表した。 2011年9月から導入を開始し、「プレハブデータセンタ」においては、従来のデータセンターと比較して、イニシャル費用の指標となるMW(メガワット)単価で約6割削減できたとのこと。PUE値においても、目標数値を下回る成果を達成した。 SBTとSuper Micro Computer社は、すでに導入実績があったSupermicro製品を、今回の要件に沿ってカスタマイズしたオリジナルモデル「PWS-206B-1R(200W)」を開発し、導入を行った。「PWS-206B-1R」は、システムの電源冗長性を担保しつつUPSをなくすことが可能なほか、既存のUPSに比べ大幅な費用対効果が可能となっている。200Wと1000Wのバッテリーパックがあり、N+1構成を組むことでバックアップ時間の延長にも対応している。