アップルは23日、iOSの最新版となる「iOS 7.0.3」の提供を開始した。ユーザーIDとパスワードを複数のデバイスで共有する「iCloudキーチェーン」といった新機能や、ロック画面のパスコードを回避できる問題を修正などの改善が行われる。 「iOS 7.0.3」では、「iCloudキーチェーン」、「パスワードジェネレーター」、一部のユーザーでiMessageを送信できない問題の改善など計14項目の機能追加や不具合改善が行われる。 「iCloudキーチェーン」は、認証済みの複数のデバイス間でアカウント名、パスワード、クレジットカード情報を共有する機能。「パスワードジェネレータ」は、Safariから推測しにくいパスワードを提案する機能で、このほかSpotlight検索からWebやWikipediaを検索できる機能も追加された。 また、iPhone 5sでTouch IDを使用中に“スライドでロック解除”の表示を遅らせるよう操作面を変更したほか、不具合の改善では、ロック画面のパスワードを回避できる脆弱性の改善、一部のユーザーにiMessageを送信できない問題、iWorkアプリの安定性向上など、複数の問題の修正や改善を行っている。 「iOS 7.0.3」へのアップデートは、PCでiTunes経由で行うほか、端末本体でホーム画面から「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「ダウンロードしてインストール」で行える。
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