彼らの基本コンセプトは「クラシック×トラディショナル×エッジィ」。クラシックでありながら、ラグジュアリー、ヒップホップやロックなどの要素を融合したシューズは、デビューするや否やザ・ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones)やジョニー・デップ(Johnny Depp)、ジェイ・ジー(Jay Z)といったミュージックシーンのセレブを顧客に持ち、トレンドを牽引するシューズブランドとして一気に注目された。
エリカが色や素材の組み合せなどアイデアを提案。ルイがシェイプ(形状)やマテリアル(素材)など専門知識が必要なテクニック的な部分を担う。そのルイが最も影響を受けたのが、60年代、テーラード界の奇才・異端児と称されたトミー・ナッター(Tommy Nutter)だ。ザ・ビートルズ(The Beatles)のアルバム「アビー・ロード(Abbey Road)」のジャケットで着用されたスーツも、トミー率いる「ナッターズ・オブ・サヴィル・ロウ(Nutters of Savile Row)」のもの。