QRコードと顔写真や似顔絵などを組み合わせて、自分専用のユニークなコードをつくれる「顔ロゴQ」を展示していたのは、デンソーウェーブのブースだ(CEATEC Japan 2013)。 QRコードの背景に顔写真があるので、相手への印象にインパクトを与え、話題づくりにも一役買うだろう。たとえば名刺や販促ツールなどに利用すれば、商談もスムーズにいき、売上げがアップするかもしれない。 このQRコードは、SaaS型サービスとして提供される。顔写真や似顔絵をネット経由で送り、同社の顔ロゴQR生成サーバ「D-qic」で顔ロゴQを自動生成してくれる。 QRコードに顔やイラストが印刷されると、コードを読み取りづらくなるという心配もあるが、この点は同社のカラーマネジメントで解決しているため問題ないとのこと。すでに同社では、アクセス測定機能付きのQRコード「ロゴQ」なども専用ストアーで販売しており、その実績も十分にある。 もう1つ目を引いたのが、頭に装着するネックバンド式のハンズフリースキャナー「Vision Scanner」だ。目線とスキャナーの照射方向が同じため、倉庫などにおいて両手で作業しながら、バーコードやQRコードの読み取れる点が特徴だ。読み取ったデータはBluetoothでPCやタブレットなどに転送できる。 展示ブースでは、このVision Scannerを用いたハンズフリーピッキングのデモが行なわれていた。読み取りと同時に物品をピッキングできるため、作業性が向上するだけでなく、商品の取り違えミスも防止できて一石二鳥だ。本体は約30gと軽量であるため、長時間利用しても負担がない。2013年11月に発売する予定だという。