バッテリを搭載したヘッドマウントディスプレイ　ソニーが2機種を発表

IT・デジタル周辺機器

2013年9月3日（火） 20時15分

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　ソニーは3日、バッテリを新たに追加し、場所を問わず動画などを楽しめるヘッドマウントディスプレイ2機種を発表した。発売は11月中旬の予定。価格はオープンで、予想実売価格は上位モデルの「HMZ-T3W」が100,000円前後、標準モデルの「HMZ-T3」が80,000円前後。

　同機はヘッドマウントディスプレイ部とコンテンツを供給するプロセッサー部とで構成。上位モデルの「HMZ-T3W」はWireless HD対応で、このディスプレイ部とプロセッサー部とをワイヤレスで接続できる。

　ディスプレイ部は1,280×720ピクセルの有機ELパネル×2を搭載。750型相当の仮想ワイドスクリーンでスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器と接続して、インターネット動画などのコンテンツを楽しめる。今回新たにバッテリユニットが追加され、外出先などでも動画を楽しめるようになった。バッテリは、満充電の場合で連続動作時間は約3時間（MHLケーブル接続時）。

　映像面では、新開発のLSIにより、解像感と階調の表現力を向上させるとともに、画像処理で生じる映像遅延を短縮。また、設計の広視野角レンズにより、装着位置がずれた時の映像のぼやけを軽減した。音響面では、ソニー独自の信号処理技術「7.1chVPTR（Virtualphones Technology）」を採用し、より臨場感あふれるサラウンドの音場を再現する。

　サイズはディスプレイ部が幅189mm×高さ148mm×奥行270mm、バッテリーユニット部が幅80mm×高さ26mm×奥行119mm、プロセッサーユニット部が幅150mm×高さ31mm×奥行107mm。

《関口賢》