富士通エフサスは9日、「ITサービス」と「オフィス設計」を一体提供するワークスタイルソリューション「FUJITSU Infrastructure System Integrationオフィスまるごとイノベーション」の販売を開始した。 従来のオフィスリニューアルは、入居者数に応じたフロアのゾーニング、デスクの配置、ミーティングエリアの確保などが優先され、ワークスタイルを柔軟に変えることができなかった。「オフィスまるごとイノベーション」では、ICTの活用徹底により、業務効率化、コスト削減などを図るとともに、次世代のオフィス空間デザインを行うことが可能となっている。 ソリューション提供にあたっては、内田洋行、イトーキ、コクヨファニチャーなどと連携し、企画段階からワークスタイルビジョンを共創し、オフィスリニューアルの企画から設計、導入・展開、保守・運用までを進めていく。オフィス構築にあたり“ワークスタイルビジョン”を作成し、そこで導き出した課題や要件に対し、ICT視点で働き方をデザインし、大手オフィス家具メーカーの得意とするファニチャー・ファシリティ・照明・内装などによる空間デザインを融合させるという。またリニューアル後も継続してサポートを行う。 たとえば、“自席以外のどこでも仕事をしたい”という要件には、スマートデバイス、無線接続ネットワークに加え、Microsoft Lyncによるプレゼンス確認/Web会議などのコミュニケーション基盤を用い、カフェのような窓際のハイカウンター、ファミレスのようなボックスシート、スタジオのようなミーティングフロアなどの導入を提案するという。 そのほか業務のさまざまなシーンで恒久的に必要なICTシステムの安定稼働の他、ネットワークの最適化、最新セキュリティ対策、環境負荷低減対策なども実施する。