“工場萌え”と新たな観光資源として着目されている工場夜景を探検する「工場夜景探検ツアー」が夜な夜な開催されている。今回、京浜フェリーボートが運行する交通船「サンタバルカ」に乗船し、京浜運河沿いの工場夜景をクルーズ。工場地帯と海上の通信エリアがどうなっているのか、スマートフォンの速度計測調査を行った。すでに、隅田川・横浜の水上バス調査を行っているが、今回はその第2弾である。 ツアーは、横浜・大さん橋を20時に出航、約90分かけて東扇島の夜景や大師運河・田辺運河などを巡る、定員が25名であったが、意外なことに女性の参加者も多かった。速度計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。計測端末にはNTTドコモ「Galaxy Note II(SC-02E)」、au「GALAXY SIII Progre SCL21」のアンドロイド端末、iPhone5のau版、ソフトバンク版を使用した。 同ツアーは、船が常にクールージングしている訳ではなく、見所となるポイントでは停止してくれるので、スピード計測もその時間に行った。 ツアーの最中、電波の状況を観察していると、どの端末もほぼ全域でLTEでつながっていたのだが、ドコモに関しては、船が大さん橋を出航後、大観覧車が見える沖合に移ると3Gに切り替わりしばらくそのまま、その後大黒PA付近でLTEに復帰した。このツアーでは、工場施設の近くを通るのだが、3Gとなった区域は地上から距離が遠かった。●最高速、ドコモが51.09Mbps(下り)を記録 各端末の最高速度を示しておくと、記録地点はそれぞれバラバラとなるが、ドコモは51.09Mbps(下り)、ソフトバンク iPhone5の37.77Mbps(下り)、auの32.03Mbps(下り)、au iPhone5の23.09(下り)の順。 平均速度を見ると、ドコモは、40Mbps(下り)超えが2ヵ所あったが、その他の場所では0~10Mbpsと電波の状況が良ければ速いが数字にばらつきが多く不安定な印象。auのAndroid端末は、30Mbps超えが引き出せる場所もあったが、おおむね10~20Mbps(下り)と、次に示すiPhone 5より高いレベルで安定していた。iPhone対決は、8ヵ所で計測してauが4勝、ソフトバンクが4勝で引き分け、両端末とも20Mbps(下り)超えを出せる場所があるが、おおむね5~10Mbps(下り)と、速度は全体的に控えめな数字だが安定していた。●auが強い、iPhoneはレスポンスが悪い 全体としては、通信速度が高いレベルで安定していたau(Android)、続いてauとソフトバンクのiPhone 5、ドコモ(Android)、の順に良好な結果となった印象。体感レベルでは、auの速度を体感すると、iPhone5では両社とも上りのスピードが遅いのか、レスポンスの部分でちょっと物足りない感じ。 また、今回の計測で特徴的なところは、どの端末もスピードが20Mbps(下り)超える場所があったことだ。これは計測時間と場所によるものだろう。 さて、このツアー、ガイドを務めた船長がいい味を出していて、船積みを待つ自動車やら、火力発電所、石油プラント、化学プラントなどなど、人々の生活を支える物資や施設が集まっていることを、ユーモアを交えながら伝えてくれていたが、一瞬、“もし、災害によってこれらの施設がダメージを受けたら?”と、考えさせられた。また、見所となる場所では結構近くまで接近してくれる。※計測には「RBB TODAY SPEED TEST」を使用。基本的には同じ地点で3回計測し、その平均値を掲載している(水上バスの停止時間が短い場所では1回しか計測できなかったところもある)
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