同作は主演に水嶋、そしてヒロインには剛力彩芽を起用し、月刊「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)で連載中の枢(トボソ)やなの同名人気コミックを実写化。今作で約3年ぶりの映画主演を務める水嶋は自身をシャープに見せる目的から体重を50キロ台に落とすまで身体を作り、約4ヵ月間に及ぶアクション練習などを経て、アクションシーンを含む過酷な撮影に挑んだ。
アクション監督を務めた大内貴仁氏は、そんな水嶋のアクションについて、「動きのひとつひとつが華麗で美しいアクションでした。すべてを完璧にこなしていく姿はまさに原作のセバスチャンそのものをみているようでした」と太鼓判。特に水嶋の“空間の把握能力”が秀でていたという同氏。「練習中は敵の顔とか服の色などで記憶していたりすることが多いが、現場で人が変わったり、みんな同じ衣装を着ると敵の位置や方向が分からなくなったりするのですが、彼には全くそれがなかった。彼はアクションレッスンで敵がどの角度でどういう攻撃をしたというのが完璧に頭の中に入っていて、現場でも敵側の位置を修正し、本番でアクションを間違えるという事も全くと言っていいほどなかったです」と絶賛した。
4月1日より始まった撮影はすでにクランクアップ。世界観の再現にはこだわりを見せており、水嶋演じるセバスチャンの燕尾服は特注でデザインされ試行錯誤を繰り返し完成、主人である剛力演じる幻蜂汐璃(げんぽう しおり)のリビングには、豪華なシャンデリアから、アンティークの家具、燭台(しょくだい)、高級食器などがセットされている。今回解禁された特報でも、水嶋のアクションとともにそうした細部のこだわりを垣間見ることができる。
『黒執事』は2014年新春公開予定。