米グランドキャニオンでの綱渡りにおいて現地時間23日、挑戦者ニック・ワレンダが「世界で初めてグランドキャニオンを綱渡り」という記録を達成した。 ニックは、リトルコロラド川の上空、高さ約457m、距離約426m、幅5cmのワイヤーを命綱なしで渡ることに挑戦し、22分54秒をかけて渡りきった。 約16m/s以上という想定よりも強い風で、ニックはワイヤーの揺れを調整するためにしゃがみこむ場面もあった。安全コーディネーターとしてサポートしていた父親(ワレンダ家は代々の空中曲芸師)の声援も受けながら挑戦を続け、ゴール直前になるとニックは観客にむけ投げキスをし、小走りでワイヤーを渡りきり記録を達成した。 世界最大級のドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」はこの模様を日本独占生中継で伝えたが、日本時間24日23時からは本挑戦のダイジェスト版を放送する。ニックのこれまでのチャレンジや、ワレンダ家の歴史なども放送予定だ。