クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダー監督というタッグで描く大作『マン・オブ・スティール』は8月30日に日本全国公開。人類を恐怖に突き落とす悪役が、主人公スーパーマンとは同郷のゾッド将軍だ。 かつての同志ジョー・エルの息子、カル=エル(スーパーマン)を追うゾッドは、カル=エルの存在に気付く。ゾッドは、クラーク・ケントとして地球人の中に潜んでいる1人の男を差し出すよう、地球人に命じる。さもなくば、人類が一人、また一人と犠牲になると宣言するのだった。ゾッドの真の目的は? 果たしてスーパーマンの選択は? スナイダー監督は、「スーパーマンは、人間がなり得る最善の姿を象徴する。彼は人間の理想であり、人々が努力して追いつこうとする目標。そして崇拝の対象であり、コミックの世界を超越し、ポップ・カルチャーのど真ん中に入っていった“アイコン”的存在」と力説。 ノーランは、「観客が慣れ親しんできたスーパーヒーローとしてのスーパーマンを描いている。ただ、これまでスーパーマンは、不可解な神のような存在として描かれてきたのに対し、僕たちは彼のもっと共感できるような部分を見せた。ふつうの人間ではないにせよ、とても人間的な悩みを抱えている」と新スーパーマンの魅力を説明する。 また主演ヘンリー・カビルは、「スーパーマンは、歴史全体を通して考えても、人間が創り出したキャラクターの中で、もっとも特別な存在のひとつだ。彼は希望の象徴であり、どんな逆境も克服する。人はつねに何らかの困難に直面する。だから希望というものは僕たちの人生において重要な役割を果たす。スーパーマンとしてその希望を体現できるなんて、僕にとって、どうしても逃すわけにいかないチャンスだった」と語る。