日本マイクロソフト株式会社は6月12日、2013年6月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り5件で、最大深刻度「緊急」が1件、「重要」が4件となっている。内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS13-047:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2838727)要再起動「重要」MS13-048:Windows カーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こる(2839229)要再起動MS13-049:カーネルモード ドライバーの脆弱性により、サービス拒否が起こる(2845690)要再起動MS13-050:Windows 印刷スプーラー コンポーネントの脆弱性により、特権が昇格される(2839894)要再起動MS13-051:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2839571)再起動が必要な場合ありこのうち、MS13-051(CVE-2013-1331:影響なし)について、マイクロソフトは脆弱性を悪用しようとする標的型攻撃を確認している。また、適用に優先順位を設定する必要がある企業ユーザの場合は、MS13-047(Internet Explorer)、MS13-051(Microsoft Office)を優先的に適用するよう推奨している。