日本電気(NEC)は29日、企業やサービス事業者が所有するデータセンター内におけるクラウド(IaaS)環境の構築・運用の自動化を支援するクラウド基盤ソフトウェアの新製品「WebSAM vDC Automation Ver2.0」の販売を開始した。 「WebSAM vDC Automation Ver2.0」は、SDN(Software-Defined Networking)の概念を取り込み、NECのOpenFlow技術を取り入れているProgrammableFlow Controller「UNIVERGE PF6800」との連携によって、仮想サーバと仮想ネットワークの集中制御を実現した製品だ。これにより、利用者からの仮想サーバ払出し要求に応じて、あらかじめ定義したポリシー(注1)に従って、一元化されたリソースから仮想リソースを自動的に割り当てることが可能となっている。 本ソフトでは、割り当てられたリソースで、利用者ごとに仮想ネットワークを生成し、OpenFlow対応スイッチの設定を自動で行う。これに加えて、ファイアウォールの設定やロードバランサの設定、仮想サーバ生成、ストレージ割り当て、アプリケーションのインストール、監視設定など、実際の業務で仮想サーバを利用する際に必要な一連の設定作業を自動化できる。なおこれらの自動化手順は、検証済みのシナリオとして標準提供される。 また、広域に分散して設置されたDCを一元管理することで、10万台規模の仮想サーバを保有する大規模な仮想DCとしても簡単に運用できるようになる。さらに、月額サービスとして監視機能を利用できるオプションを運用管理者向けに提供する。
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