「月曜日まで待ちきれない……」。ブラジルのサッカー選手のネイマール（21歳）が25日夜、自身のSNSでスペイントのバルセロナに移籍することを明らかにした。サントスに所属し、ブラジル代表ではFWを務めるネイマールは、移籍の動向が注目されていた。 ネイマールは自身のインスタグラムで「月曜日（編集部注＝27日）にバルセロナとの契約にサインをする」としている。バルセロナも追って公式サイトでネイマールの移籍を明らかにし、詳細は未発表だが、5シーズン（5年）契約になる予定だという。 ネイマールはインスタグラムで「サントスですごした9年間についてサポーターに感謝する。クラブとサポーターに対する想いは変わらない。永遠だよ!!」、「サントスの歌にあるように『誰もが経験できるものではない栄光』だった」、「今は、悲しくて（＝お別れ）うれしい（＝挑戦）、特別な瞬間だ」と綴る。 バルセロナはネイマールを「自由に得点できるストライカーで、相手チーム守備陣にとっては悪夢」と紹介、さらに同じサントスに在籍したペレ自身の言葉として「ペレの後継者」と評価する。 同じ25日の深夜にはサントスも、ネイマールのバルセロナへの移籍を発表した。サントスは今回の移籍について「2010年の早い時期から、ネイマールに対する高額移籍のオファーはあった。ブラジルの若い才能が早い時期に国外へ流出してしまう最近の傾向に反して、サントスはオファーを断り続けてきた」と解説する。 サイトスは「少しでも長い時間、ネイマールをブラジル国内にとどめておきたかった。2014年まで有効の現行契約を見直すことも提案した。しかしネイマールが自身のキャリアを再考するにおよんだ、海外から提案された条件に競合するのはもはや不可能だ」と悔しさをにじませる。 ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオールは2009年からサントスとプロ契約、26日の試合を含めて230試合に出場。ここまで138ゴールを記録し、ペレ以後ではチーム最多記録、チーム歴史を通じては13位の数字だ。 サントスの声明は「ヴィラ・ベウミーロは、いでも君の2番目の家だ。その気になったらいつでも戻ってこられる港だ」と結ばれている。
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