東京大学先端科学技術研究センターと日本マイクロソフト、エデュアスは4月18日、「DO-IT Japan」の新プロジェクトとして、学習に困難のある子どもの学校での生活をICTでサポートする「DO-IT School」を開始すると発表した。実証研究に参加する教員・指導者を募集している。 「DO-IT Japan」は、障がいや病気による困難を抱える子どもを支援するプログラムで、2007年にスタートした。 新プロジェクト「DO-IT Japan」では、読み書きに困難のある児童生徒をWindows8タブレットなどの利活用によりサポートする「ディスレクシア・プログラム」と、肢体不自由な子どもの能動的活動や意思表出を、顔や手などのわずかな動きを感知してコンピューターに信号を送ることができるセンサー「Kinect for Windows」などを活用してサポートする「OAKプログラム」が実施されるという。 実証研究に参加する教員・指導者を各プログラム10名ずつ計20名募り、6月よりICT機器の無償寄贈と授業での活用を開始する。締切は2013年5月7日まで。各プログラムに採択された教員・指導者には、実践セミナー、中間報告への参加と、終了後(2014年4月)の実践報告書を提出することとしている。◆「DO-IT School」募集要項対象:自校・施設の協力のもと、プロジェクトの趣旨に添い担当する児童生徒の指導が実施できる教員、または指導者。募集数:各プログラムにつき最大10例ずつ。計20例。※応募にあたっては、所属する学校や施設の責任者と、担当する児童生徒の保護者による同意が必要。締切:2013年5月7日※採択確定条件など詳細については、DO-IT Japanのウェブサイトを確認のこと。