今回は発売以来高い人気を維持している「docomo NEXT series GALAXY Note II SC-02E」(GALAXY Note II)のユーザーを集めて座談会を開催した。参加したのは、香港在住の携帯電話研究家である山根康宏氏、青森公立大学 准教授で特定非営利活動法人モバイル学会 理事・副会長の木暮祐一氏、RBB TODAY編集長の小板謙次である。各人個人端末として、普段からGALAXY Note IIを愛用している。●実は女性ユーザーも多い【小板】電車のなかでも「GALAXY Note II」を使っている人を見かけるようになってきましたが、驚いたのが女性も結構多いということです。【山根】香港では、ユーザーとしては女性のほうが多いような気がします。このサイズ(5.5インチ液晶)の端末は、バックに入れて化粧品と同じ感覚で持ち運びできるんですよね【木暮】スマートフォンもそうですが、両手でものを使う機会は女性のほうが多いかもしれませんね。この端末は両手使いじゃないですか。だからウケているかもしれません【小板】このサイズが意外に馴染むということなんですか?【山根】結局、写真見たり、ソーシャルサービスを使う場合には大きいほうが楽しいですよね。欠点として通話しにくいということを言う人がいるんですが、それは意味がないと思っていて、慣れの問題なんじゃないですかね【木暮】新たに登場するスマートフォンの画面がでかくなってますよね。私は実は使いにくいと思っていて、スマートフォンなら4.3インチくらいが丁度いいですね。タブレットは、今でてるものはでかすぎる【山根】スマートフォンは機能としてもパソコンと同じようになってきて、人によって使い方も変わってきている。だからどのサイズが最適だというのは、実はないんです。結局これはシステム手帳だと思うんです。【木暮】男性だとスーツの内ポケットにも入れやすい【小板】電子手帳ですね【山根】そうですね。その発想ですね。僕は、昔流行ったバイブルサイズの手帳なんだなと。ノートであって、スマートフォンでもなくタブレットでもない。その状態がうまくマッチしているんだと思います。【小板】GALAXY Note IIにはフリップカバーが付属してます。これは背面のカバーを外して、そこに装着するという形態ですが、これが意外といいですね。余計な厚みもでない。【山根】海外では他のメーカーが似たような製品を出し始めてます。海外だと7色くらい販売されてますよ。まさにGALAXY Noteがきっかけを作った感じです。●Sペン連携の機能がすごい【小板】GALAXY Note IIではSペンの存在が重要ですね【木暮】GALAXY Noteの最大の特徴は、やはりSペンを活用した操作性にあると思います。単なる「スタイラス」ではなく、人差し指が触れるあたりにあるボタンを操作に組み合わせることで、他のスマホやPDA等では実現できない使い勝手を実現させています。初代のNoteに比べ、IIのSペンは1mmほど太くなり、また長さも8mm長くなりました。鉛筆やボールペンにはかなわないですが、初代に比べると握りやすくなりました。【山根】単純に情報を受けるだけじゃなくて、自分でメモを書いたり写真を加工したり、何かを作るときにすごく使いやすくできています。【木暮】ペンの使い方に関してはかなり研究されているなと感じますね。すごいなと思ったのは、Sペンのボタンを画面上で長押しするとキャプチャがとれるんですよね。【小板】キャプチャのとりかたはほかにもありますよ。画面の上で手のひらをスワイプさせるとキャプチャできます【山根】えっ!なんですか、それは。知らなかったですね。【小板】設定の「モーション」のなかに「手のモーション」という項目があり、「手のひらでキャプチャ」にチェックを入れておくと有効になります【山根】私が気に入っているのは、3色ボールペン機能(私がそう呼んでいる)ですね。【小板】何ですか、それは【山根】SノートにSペンでメモをとるときに、ペンの色や太さを選択するじゃないですか?実は、良く使う設定を「ペン設定」に複数保存しておけるんですよ。【小板】へーっ。それは便利ですね【山根】なおかつ、設定したものはSペンのボタンをカチカチ押していくと、設定しておいたペンを次々変えていくことができます。消しゴムは一番最後に設定されているので、わざわざ画面上で消しゴムをタッチする手間も省けるんです。まさに3色ボールペンで色をカチカチ変える感覚に近いですね【木暮】そのペンについても、初代よりも格段に進化してますよね。【小板】感度もよくなってます【小板】そういえば、写真にペンを近づけるとサムネイルが表示される機能がありますね。【山根】AirViewですね【小板】何も写真だけではなく、ペンをカレンダーのスケジュールにもっていくと、詳細が表示されるというものもあるんですが……。とにかく、アイテムをクリックして閉じるという動作が不要で便利だと思います。とくに、スマートフォンで写真をバシバシ撮影し、フォルダ分けを行っている人は重宝すると思いますね。【小板】写真にメモをつけることも可能です【山根】Sノートに写真を取り込んで、ペン書きするというものではないんですか?【小板】違います。ギャラリーで写真を開き、メニューで「写真メモを追加」を選択すると、写真がくるりと回転して裏側にSペンでメモが追加できるんです。【小板】例えば、料理を撮影したあとで、この料理に使った素材なんかをメモっておくなんていうことをやってる人もいるみたいです【山根】なるほど【小板】今回、「Paper Artist」というアプリケーションも追加になってますね。【山根】写真加工プラスお絵かきアプリという位置づけですかね。写真の加工アプリはいろいろあると思うんですが、写真を使って芸術家のような絵が描けるという。普通の人でもクリエイターになりうる、写真の切り抜きも簡単にできるなど工夫されてますね。【木暮】私はDropboxとの連携が気に入ってますね。私はカメラをメモ代わりにすることが多い。気になったものをどんどん撮影するんです。設定をしておけば、撮影してWi-Fiなどにつながった時に、どんどんDropboxに保存されるんですね。GALAXY購入者は、期間限定で容量が追加されるサービスもあったと思います【山根】これからのスマートフォンは、こうしたアプリケーションや使い勝手で差がついてくるんじゃないでしょうか?【小板】GALAXY Note IIには、まだまだ便利な部分がいっぱいあって、全部はしゃべりきれませんね。山根さんがよく使うというAll Shareとか、個人的にはホームメニューのループとか……。【木暮】まだまだ気がつかなかった機能がたくさんありそうですね。【山根】海外の展示会に行っても、それほどハードウェアの性能はアピールされなくなってます。今回スペインで開催されたMobile World Congressにもいったんですが、盛り上がっていないなんて言ってる人はハードを見ている人達でしょうね。サービスなどでもとても盛り上がってます。【木暮】クラウドサービスもどんどん登場してくるでしょう
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