新時代のコミュニケーションツールとして、日本、そして世界に広がる「LINE」が30分枠のテレビアニメとなる。新作テレビアニメシリーズ『LINE TOWN(ラインタウン)』がこの4月からテレビ東京系6局とBSジャパンにて、放映スタートすることが発表された。テレビアニメに登場するのは、「LINE」のスタンプで人気のオリジナルキャラクターたちだ。お馴染みのキャラクターたちが動き始め、しゃべりだす。「LINE」ユーザーには気になる作品となるだろう。登場するキャラクターは、ムーン、コニー、ブラウン、ジェームズ、ジェシカ、サリーたち。彼らはラインタウンに住んでおり、様々な日常を繰り広げている。製作側では「たくさん笑えて、時に泣けて、心がほっこりする物語が繰り広げらる」として、幅広い層から受け入れられそうだ。通話/メッセージサービスのまさかのアニメ化は、様々な人に驚きを与える。しかし、認知度抜群といった点はアニメ・キャラクタービジネスに最適だ。また、”まさか”といった驚きも、それ自体大きな宣伝効果を持つ。また、同時に今回のアニメ化は、アニメ業界の新たなトレンドも感じさせる。ここ数年、ソーシャルメディアやソーシャルゲームの拡大は、キャラクターや作品のライセンスをするアニメ会社やキャラクター管理会社に大きな収益をもたらした。一方で、ライセンスを受ける側だったソーシャルメディア関連企業は、自身でアニメ・キャラクターを開発・製作することでさらにビジネスを拡大を目指し始めている。ヤフーとアニメファンドを設立しアニメ製作に積極的に取り組むグリー、携帯ゲームのGモードとアニメ制作のAICを傘下に持つガイアグループなどである。「LINE」を運営するNHN Japanも同様の動きと言える。『LINE TOWN(ラインタウン)』 放送開始日: 2013年4月3日(水)毎週水曜日 18時30分~19時放送局: テレビ東京系6局、BSジャパンオープニングテーマ「あいうえおんがく」エンディングテーマ「millefeuille nights(ミルフィーユナイツ)」中川翔子