森下仁丹は、乳酸菌のビフィーナや各種のサプリメントを販売している。主に通信販売となるため、ビフィーナ以外は薬局などで見かけることは少ないが、同社の健康食品やサプリメントはシームレスカプセルに特徴がある。 ビフィーナは、乳酸菌をシームレスカプセルに包むことで、胃酸から守り腸まで乳酸菌を届けることができるサプリメントだ。同社のカプセル技術は、DHA/EPA、コエンザイムQ10、ラクトフェリン など同社のいろいろなサプリメントにも利用されている。 シームレスカプセルの技術は1978年に産声を上げ、その後、耐酸化カプセル、多層構造カプセル、バイオカプセルなど進化を続け、現在は、産業用途としてレアメタル回収カプセルや白アリ駆除カプセルなど、さまざまな分野にも利用されているという。 同社 ヘルスケア事業本部 商品企画室 食品・雑貨グループ グループリーダー畑勲氏(博士(農学))によれば「乳酸菌はただ摂取するだけでなく、いかに腸で増やすかが重要です。一般のヨーグルトでも乳酸菌の効果はありますが、カプセルで守られた乳酸菌なら効率よく腸に届けることができます。」と、カプセルの効果を語ってくれた。 ブースでは、4月1日に発売開始となる新製品も2種類展示されていた。ビフィーナビギンは、ビフィーナSより乳酸菌の数を減らして値段を抑えた製品となる。ビフィーナbeautyは、女性向けに美容も考えた製品だそうだ。ともに、通販だけでなく薬局にも流通されるとのことだ。