講談社が運営する読者投稿サイト「アマテラス」が、新たな企画を開始した。電子書籍と作品創作の新たな可能性を追究するプロジェクト・アマテラスの一環として、サイト内の「設定しようぜ!」プロジェクトより誕生した『コネクトプラス』の展開進める。まず作品を電子書籍化、Amazon(Kindleストア)ほか電子書店にて配信中だ。またこの作品を起点に二次創作のイラストやストーリーなどを受付ける。プロジェクト・アマテラスは2012年4月に、始まったプロジェクトだ。ユーザー参加型をコンセプトに、作品の創作や発表の場を設けている。才能発掘と新しい時代にあったコンテンツの在り方を目指す。現在は、読者理想の電子書籍のかたちを考案するプロジェクトや、新作小説のシェアワールドを構築するプロジェクトなど、読者参加型のウェブプロジェクトが常に複数稼働している。ユーザーは、会員登録をおこなうことで、これらのプロジェクトに参加し、コンテンツを投稿したりコメントを書き込むことができる。『コネクトプラス』も、そんなプロジェクトのひとつである。ログストックさんが描く『コネクトプラス』は、テキストにマンガやイラストを自在に組み合わせた新しいタイプの作品となっている。22世紀の日本を舞台に、美少女アンドロイド同士を戦わせるエンターテインメント「バトル・オブ・アンドロイド」の整備士たちを描く。電子書籍で刊行された『コネクトプラス』は、電子書籍として読まれることを前提にした内容が大きな特徴だ。本文は横書きで、随所にイラストや4コマ漫画が挿入される仕組みになっている。ゲームクリエイターの米光一成さんは、本作について「これが完全にデジタルネイティブな世代によるデジタルネイティブな電子書籍って感じで、おもしろい!」とレビューするなど、注目も増している。「コネクトプラスプロジェクト」http://p-amateras.com/project/111